血糖値スパイクとは?健康診断でわからない食後高血糖が引き起こす糖尿病
健康診断で血糖値の異常が見つからないにも関わらず、糖尿病が進行してしまう事があります。それは、食後の急激な血糖値の上昇!
この血糖値の急上昇は、血糖値スパイクと呼ばれ、血管に障害を与えてしまい、糖尿病の原因となってしまうのです。
こちらでは、血糖値スパイクとは?健康診断でわからない食後高血糖が引き起こす糖尿病という情報を紹介します。
血糖値スパイクとは?
血糖値スパイクとは、食後に急激に血糖値が上がり、その後急激に下がるというものです。この際の血糖値をグラフにすると、急上昇と急低下でまるでトゲのように動くため、血糖値スパイクと呼ばれており、血糖から作られるグルコースからグルコーススパイクともよばれています。
この血糖値スパイクを引き起こしてしまうと、食後にいきなり眠気が襲ってきたり、集中力が無くなってしまったり、空腹を感じるという症状があらわれます。
なぜ、このような症状が現れるのかというと、食後に急激に上がった血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌され、反動で血糖値が下がりすぎてしまい、身体を動かすエネルギーが足りなくなってしまうからです。
この血糖値スパイクは、食後に高血糖な状態を引き起こしてしまい、血管にダメージを与えます。そのため、動脈硬化や梗塞を引き起こしてしまい心筋梗塞、脳梗塞などの病気や、糖尿病の発症リスクを増大させてしまいます。
しかし、実はこの血糖値スパイクは、通常の健康診断や検査で発覚することはありません。というのも、通常の血液検査は、朝食を抜いた後に測る空腹時の血糖値しか測れないからです。
一応、糖負荷試験という75グラムのブドウ糖を摂取した後に血糖値を測る検査もあるのですが、これは、空腹時の血液検査で異常が現れた方が受ける検査。空腹の血糖値に異常が無ければ見逃されてしまいます。
ですので、食後に我慢できないほど急激に眠たくなる方や、ご飯を食べているにも関わらずお腹がすく方は、一度病院で糖負荷試験を試してみることをお勧めします!