糖尿病は本当に贅沢病?実は低所得者に多い糖尿病は炭水化物が原因
糖尿病は、裕福な家庭でお金にものを言わせて美味しい者を食べ過ぎている人がかかる贅沢病といわれていました。
しかし、最近では2型糖尿病の発症者は低所得者である事が多くなっています。低所得者が糖尿病になってしまう原因は何なのでしょうか?
こちらでは、糖尿病は本当に贅沢病?実は低所得者に多い糖尿病は炭水化物が原因という情報を紹介します。
低所得者に糖尿病患者が増えている理由は炭水化物
昔は、糖尿病は裕福な家庭で引き起こされる贅沢病でした。それこそ、食べる事ができない貧乏人は栄養失調で倒れてしまい、糖尿病になんてなれるわけがなかったのです。
しかし、最近では、その立場が逆転。所得が増えるほど糖尿病患者が減り、所得が少ない家庭は糖尿病患者が増えてしまうようになってしまいました。
その原因は、所得の違いによる食事内容の変化です。実は、家庭の所得が下がるごとに、食事による炭水化物の摂取量が増えていっているんです。
炭水化物とは、ご飯やパンや麺類など、食事でメインとなるもの。人間の体は炭水化物を摂取し、糖分に変換することで体を動かすエネルギーに変えています。しかし、消費しきれないほど糖分を取り込んでしまうと、腎臓や血管を痛めて、糖尿病を発症していまいます。
このような糖尿病リスクを抑えるため、裕福な家庭では、バランスのとれた食事が心がけています。朝食にしても3品以上とり、メインの炭水化物だけではなく、タンパク質や脂質なども考えたメニューとなっています。
しかし、所得が少ない家庭の朝食では、食事を作る時間を確保できないという事や、炭水化物が一番お腹いっぱいになるという事で、パン1枚、菓子パンだけ、海苔とおにぎりだけ、といった炭水化物だけのものとなっています。
また、朝ごはんだけでなく、昼食は牛丼、夜はカップラーメンと、所得の少ない家庭ではとことん炭水化物ばかり摂取してしまいがち。これでは、糖尿病を引き起こしても仕方がありませんよね・・・。
このような糖尿病発症を防ぐために、毎日の食事はバランスよく取る事を心がけましょう。菓子パンやおにぎりなど簡単に食べられるものほど炭水化物は多くなっています。自炊でうまく食事のバランスを調節するようにしましょう。