糖尿病の食事療法で制限されるカロリーはどれくらい?糖尿病の早期発見で自由な食事を!
糖尿病の治療で行われる食事療法では、カロリー制限を行い、血糖値の上昇を防ぎます。この食事療法は今まで食べ過ぎていた方ほど、このカロリー制限がつらいものとなってしまい、糖尿病の治療の断念の原因になることもあります。
しかし、この制限されるべきカロリーが人によって違うということはご存知でしょうか?早めに糖尿病の予兆に気づくことでカロリー制限を大幅に抑えることもできるんです!
こちらでは、糖尿病の食事療法で制限されるカロリーはどれくらい?糖尿病の早期発見で自由な食事を!という情報を紹介していきます。
食事療法で求められるカロリー制限量
食事療法で求められるカロリー制限量は、人によって様々です。糖尿病の進行度によっても変わりますし、日ごろの運動量によっても変わります。
そこで指針となる数字がカロリー制限量は、BMIを使った標準体重と、日常の運動量である生活強度です。
サラリーマン・主婦など軽労働の人 =30
動きの少ない高齢者やデスクワークの人 =25
工事現場作業員など重労働者 =40
標準体重×生活強度=1日の摂取カロリー
つまり、身長が170㎝でデスクワークの方ですと、1.7 × 1.7 x 22 = 63.58キログラムが標準体重。さらに生活強度である25をかけて計算された数字が、一日の摂取カロリー1589.5となります。
ちなみに一般人の1日の摂取カロリーを平均は1,800~2,200キロカロリーと言われています。制限すべき1589キロカロリーと比べると、300キロカロリーほどしか違いはありません。そう考えると、意外と食事療法の継続ができそうだと思いませんか?
糖尿病の早期発見で食事制限を回避しよう!
糖尿病は早く発見、早期治療を行うことができれば、食事制限をある程度回避することができます。それこそ、血液のろ過装置である腎臓が壊れてしまう前に気づくことができれば、普通の食事に戻すだけで糖尿病を防ぐことだってできます
しかし逆に、糖尿病が進攻し、合併症などを引き起こすと、糖分や炭水化物などを制限し食べられるものが減ってしまう事になってしまいます。普通のご飯やラーメン、甘いケーキなど食べたくても食べられないというのは辛いですよね・・・。
そうならないためにも、毎年の健康診断による、糖尿病の早期発見が重要になってくるわけです!また、早期発見ができたとしても、食事療法や運動療法をおざなりにして、糖尿病の悪化を招かないように注意しましょう!