糖尿病の治療にかかる費用 糖尿病の医療費はいくら?
糖尿病になってしまうと、毎日の薬などで結構なお金が必要になります。健康保険が効くとはいえ、毎月の医療費はかなりかさんでしまいます。
そんな糖尿病の治療費は、糖尿病の症状によって変わります。もちろん、予防するだけであればまったく費用は掛かりません!しかし糖尿病が重症化するほど莫大な治療費が必要になってしまうことになります。
こちらでは、糖尿病の治療にかかる費用 糖尿病の治療費はいくら?という情報を紹介していきます。
糖尿病の予防で済むなら治療費なんてない!
当たり前の話ですが、糖尿病にかからなければ後々にかかる治療費なんてものはありません。毎年の健康診断で糖尿病の気があるのであれば、この時点で必ず生活習慣や食生活を改善していきましょう。
糖尿病の気があると言われたばかりであれば、まだ運動療法と食事療法で正常な生活を維持することができます。これには費用はかかりません。後々の糖尿病を防ぐためにも、必ず実践していきましょう。
ちなみに、糖尿病を予防する食生活では、無駄な間食や夜食が減るため、かえって食費が浮くといったメリットもあります。お菓子やジュースの食べ過ぎ飲みすぎで無駄遣いをしてさらに糖尿病になる、なんてことは絶対に避けましょう。
糖尿病の投薬治療の医療費
糖尿病の医療費でまず最初に必要になるのが初期の糖尿病の治療である薬物療法での、投薬費用、お薬代です。この際の糖尿病の進行度は、運動療法と食事療法では間に合わなくなってしまった時。まずは危機感を持たなければなりません。
血糖降下薬が処方される場合、病院での検査料や処方箋料や薬代などを含めて、月の医療費は8,000円程。年間にすると96,000円ほどの費用が掛かります。
また、血糖降下薬とともに、インスリンが必要になると、在宅自己注射指導管理料などの費用がかさむことになり、月に11,000円、年間にすると132,000円にまで増えます。
人工透析の費用は月額1万円~2万円
糖尿病の治療もままならず、人工透析が必要になると、さらに医療費は増えてしまうことになります。この人工透析の自己負担金は所得にもよりますが、月に1万円から2万円までと上限が決まっていますので、とりあえずは安心です。
とはいえ、人工透析まで必要になると、投薬治療や通院費を含めて月に3万円以上が医療費に使われてしまうことになってしまいます。しかも、人工透析によって時間まで奪われてしまうため、金銭的には相当辛くなってしまうことになります。
ちなみに、この人工透析の治療費は、本来月額50万円以上する高額医療行為の1つ。私たちにとっては健康保険で賄えるものでも、日本国としては成人病の増加とともに、社会保障費増大の原因にもなっており、今後の課題になっています。
そのため、日本のためにも、自分の将来のためにも、糖尿病の治療は予防で済むうちに済ませることが大切なわけです。あとで後悔しないように、健康診断で糖尿病の危険性を指摘されたら、必ず運動療法と食事療法を続けていきましょう!