糖尿病の原因は炭水化物の摂りすぎ 白米、パン、麺類、粉ものを控えよう
糖尿病は、甘いものの食べ過ぎにより引きこされていると思われがちです。いや、その認識は決して間違っていません。
しかし、糖尿病で何より気を付けなければならないものが、炭水化物です。白米、パン、麺類、粉ものに含まれる炭水化物は糖質となって血糖値を上げ、糖尿病を引き起こす原因となってしまいます。
こちらでは、糖尿病の原因は炭水化物の摂りすぎ 白米、パン、麺類、粉ものを控えようという情報を紹介します。
炭水化物とは?
炭水化物とは、脂質、タンパク質と並ぶ、食品における3大栄養素の1つで、糖質と食物繊維を含む身体を動かすためのエネルギーとなる栄養素です。主食とされるものに炭水化物が含まれており、私達日本人ではお米でできた白米がそれに当たります。
また、パンや麺類、粉もの、穀物類などにも炭水化物は含まれています。他の国では、これらの食品が主食とされており、いわば人間がお腹いっぱいになるための食物が、炭水化物なのです。
人の身体が炭水化物を摂取すると、腸内でブドウ糖(グルコース)として吸収されていきます。血液にブドウ糖が吸収されると、血糖値が上昇し、同時に膵臓からインスリンが分泌されます。
その後、膵臓から分泌されたインスリンが脳や筋肉や各種臓器にブドウ糖を運び、エネルギーとして消費されていきます。つまりは、炭水化物は、人間の身体を動かす燃料でありエネルギー源なのです。
炭水化物を摂りすぎると糖尿病に
白米やパン、麺類などの炭水化物食品を摂りすぎてしまうと、ブドウ糖を過剰摂取してしまうことになり、血糖値が異常に上昇してしまいます。そうなると、普段より多めのインスリンが分泌されて、ブドウ糖を運び、血糖値をうまい具合にコントロールしています。
しかし、炭水化物の摂りすぎが毎日の様に続いてしまうと、インスリンの過剰分泌に対して身体が慣れてしまい、インスリンが分泌されても糖代謝が行われにくくなるインスリン抵抗性があがってしまうことになります。
このインスリン抵抗性があがってしまうと、糖代謝のためによりいっそうインスリンが必要になってしまうため、インスリン分泌を司る膵臓が疲弊し、いずれ壊れてインスリンが分泌されなくなってしまいます。
こうなってしまうと、いくら炭水化物を摂取しても、インスリンが無いため、脳や筋肉や各種臓器にブドウ糖を送ることができず、血液中にたまったブドウ糖が尿に漏れ出すようになり、糖尿病となってしまうわけです。
このような糖尿病を回避するためにも、炭水化物食品の摂りすぎには注意してましょう。ご飯のおかわりや菓子パンの食べ過ぎを控えることで実践できますので、まずは行動してみましょう。