糖尿病になりやすい家系とは?糖尿病になりやすい体質は遺伝する
糖尿病はなりやすい家系と言われるものがあります。家族や祖父母に糖尿病になっている方がいれば、糖尿病になりやすいと言われていますよね。
実は、これって糖尿病になりやすい体質が遺伝しているからなんです。では、糖尿病になりやすい体質ってどういったものなのでしょうか。
こちらでは、糖尿病になりやすい家系とは?糖尿病になりやすい体質は遺伝するという情報を紹介します。
糖尿病は遺伝する?
厳密にいうと、糖尿病は遺伝することはありません。糖尿病は普段の食生活や運動習慣などの悪化によって引き起こされるものであり、生まれながらの遺伝によって糖尿病が発病することはありません。
しかし、それでも糖尿病が遺伝すると言われているのは、糖尿病が発病しやすい体質を受け継いでしまっているからです。この糖尿病が発病しやすい体質とは、生まれながら糖代謝の限界値が低いというものです。
糖の代謝能力は人によって様々
糖尿病になってしまう原因は、インスリンが分泌されなくなってしまい、糖の代謝ができなくなってしまう事で引き起こされています。しかし、この糖の代謝能力は人によって違います。
この糖の代謝能力は、生まれ持った体質によって決まっています。通常の人が糖尿病になるほどカロリーを摂取しても、糖代謝能力が高い人であれば、糖尿病にはなりません。逆に、糖代謝能力が低い人であれば、通常の人の摂取カロリーの半分ほどで糖尿病になってしまう事もあります。
この糖代謝能力は、遺伝するものであり、祖父母、両親から受け継がれているものです。そのため、家族や祖父母に糖尿病患者がいる場合、自身の糖代謝能力は低く、糖尿病になりやすいという事を自覚しておきましょう。
ちなみに、日本人の糖代謝能力はもともと低く、欧米人の糖代謝能力と比べると、どうしても糖尿病を発病しやすい事はよく知られています。それこそ、アメリカ人なみに日本人が太ろうとしてしまうと、太る前に糖尿病になって死んでしまいかねないんだとかw